これが、日本国民の悩みであろう。
理由はいくつかあると思う。これをここでまとめてみよう。
まずはシンプルな理由
1) 分からない単語は聴こえない
2) 読んでも分からないような難解な文章は、聴いても分からない。
ちょっと複雑な理由
3) 日本語には、RとLの発音の区別が無い。だから、英語でこれらの音を含む単語を言われても区別できない。
例えば、クラブ活動のclubと蟹を意味する、crab この区別が出来ない。
例)You cannnot make a crab walk straight.
これは「蟹を縦に歩かせることはできない(人の性格は変えられない)」という意味の諺である。
これを聴くと、どうしても、蟹を意味するcrabがクラブ活動のclubに聴こえてしまう。crab(蟹)より、club(クラブ)の方が、馴染みがあるので、どうしても、「クラブ」と思ってしまう。すると、この手の文章はまったく聴こえてこない。
また、なお悪いことにこの諺では、crabが、中心になる単語であるので、crabが聴こえないだけで、他が聴こえても、何を言っているのかさっぱり分からないと言うことになる。
つまり、上記の理由から聴きにくい単語というものがいくつかあるだろうが、そのような単語は文章や、話題の中心の単語であった場合に聴きにくいという事になる。
同様な理由で、thとsの区別がつかない、とか、英語の方が母音の数が多いので、区別がつきにくいものがあり、そのような理由から聴こえにくくなる。
4) 英語では音を繋げてしまう事が多い。Did you・・・というのを、「ディジュー」と言う風に発音されることは、よく知られている。
知ってはいるが、これが意外なところで、しかも文章のキーとなるようなところで出て来て、それが、馴染みのある単語と音が一緒か似ていると、まったく聴こえなくなる。
例)Don’t make yourself a mouse, or the cat will eat you.
これは、「ねずみになってはいけない。さもなければ、猫があなたを食べてしまうだろう」つまり、毅然とした態度を取らないとやられてしまう、という諺である。
これも、最後の、eat you という所が、「イーチユー」と聴こえるのである。すると、頭には、each が浮かんでくる。すると、何を言っているのか分からないコトになる。この諺では、eat youがキーであり、そこで、こけるから、まったく聴こえないという事が起こる。
1−4までの理由を述べた。実際の会話で、一つや二つ分からない単語や聞き違いがあっても、大体のことは分かる事が多い。ただし、分からない所、聞き違いのするところが、その文章や話題のキーの単語であると、まったく分からなくなる。
【対策】分からなくなる理由は、上記のことが原因であるので、対策としては、なぜ聴こえなかったかということを、自分で分かる、ということ。それを積み重ねて行けば、聴こえる様になるだろう。
そのためには、短いセンテンスを繰り返し聞き、考える事が必要となろう。そのような教材に「ことわざ」は持ってこいである。
少なくとも、最近、若手のプロゴルファーを出したりして、「英語を聴くだけで、聴こえてくる様になる」と繰り返している宣伝があるが、そのようになることは永遠にあり得ないだろう。
収穫の秋
平成25年9月22日撮影 長沼町の野菜直販所にて
小論 新々英文解釈研究(山崎貞 著 研究社)
日々雑感 昭和16年の新々英文解釈研究 をヤフオクで落札した(25-09-13)39. in the world, on earth という表現 Who int the world are you? 一体全体お前は誰だ
40. something of a layer(法律を少しは知っている)と言う表現 He is something o a lawyer. 彼は法律も少しは知っている
41. as long as, so long as と言う表現 You shall want for nothing as long as I live.
42. so ~ as to と so as toと言う表現 I got up so early as to be in time for the express. 私は早く起きたから急行に間に合った
43. so ~ that と so that という表現 I got up so early that I was in time for the express.
44. lest という that と同じ意味の接続詞の用法 I worked hard (for fear) lest I should fail.
45. have + the + 抽象名詞 + 不定詞 と言う表現 He had the kindness to show me the way.
46. such ~ as, such ~ that と言う表現 Do not trust such men as praise you to your face.
47. not so much ~ as と not so much as の 相違 He is not so much a scholar as a writer
48. as much, as many と言う表現 He is rather hot-tempered, and owns as much.
49. so much, so many と言う表現 Apple are sold at so much a piece.
50. like so many, as so many という表現 They worked hard like so many ants.
51. 同一の形容詞、副詞などの反復を避けるため so を用いる It was very cold last evening - so much so that I could not stir out of doors.
52. if ever, if any, if ~ at all 言おうとする事を強く響かせるために勿体をつけて言うのに用いる表現 He is an Edokko, if ever there was one.
53. ever so = very, 譲歩を表す副詞節の中で使用されるever so --- = however という表現 He has ever so many children.
54. So I am と So am I の ちがい You seem to be a physician --- So I am.
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