2013年10月17日木曜日

英語ニュースを聞いて勉強する 最強の勉強法と思うが、私の場合


英語ニュースを聞いて勉強する 最強の勉強法と思うが、私の場合
 

おはようございます。

 このような話をあちらこちらでお話をしていると、いろいろとコメントを頂く事があります。

 その中で、「自分は好きで、 20歳の受験のときから ずっと英語ニュースを聞いて勉強した」という方がいらっしゃいました。(下記がオススメとの事)

http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/index.html

 「20歳の受験のときから ずっと英語ニュースを聞いて勉強した」というのはスゴいと思います。好きこそものの上手なれ、です。

 人それぞれだと、本当に痛感しますが、私はこの手のものは、苦手です。

 このようなことを聞いて、あらためて、聞いてみたけど、やっぱり苦手。でも、勉強法としては最良と思います。

 いろいろな人を見て来ましたが、この方のように、テレビやラジオ、ネットで、生の音を聞くのが好き、という方が時々いらっしゃいます。みんな、英語ができます。

 でも、自分は苦手。50%分かっても、50%分からないのが嫌だ、とか、そのような考え方。

 すると聞かない。結局、楽しみで聞いている人の方が何年か経つとはるか先を行く様になります。

 まあ、これが純粋に楽しみで聞いているうちは良いのですが、「自分の英語がどれほどのものか知りたい。英検だ、TOFLEだ」となると、その煩悩が楽園に不幸をもたらすのかもしれません。

 ニュースを英語で聞いているだけで楽しかったのに、試験を受けるとなると、必然的に、問題を問いたり、暗記したりしなければならなくなる。長文も読まなくてはいけない。辞書もひかなくてはいけない。ある意味、苦役が始まるわけです。

 一方、私みたいなものは、目標と言う事で、英検等を受け手見ようと言う事になる。進んで茨の道を進む、というか。それも良い事なのですが。

 まあ、どちらにしても、それで、検定なりTOFLEなりで、〇〇級に合格したり、自分なりに納得できる点数を取れたらつかぬ間の喜びに浸れるが、また、新たな戦いが始まる。上手く行かなかったらなおさらです。

 まあ、詰まる所、何を申し上げたいのかと言うと、ニュースを英語で聞くのがあまり好きではない方も私を含めてきっと沢山いる。

 そのような人はどうすれば良いのか。

 とすると、諺の暗記 というのも一つ面白い勉強法だな、私は考えているわけです。

 それが、突然閃き、なんか意表を突いたものであるように思えるので、これはどう言う事かな、と人に勧める前に、自分でもっと深めなければと思い、暗記をやっているわけです。

 暗記をしていると、分類も必要。ということで、新々英文解釈研究 が出て来た訳です。



英語の話題の目次
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英語の諺 その文法と解釈の研究 (新々英文解釈研究 山崎貞 に準拠) 目次
 http://proverb1111.web.fc2.com/Menu.html

2013年10月15日火曜日

ある意味で日本人は英語ができる、と断言して良い



 前回、TOFLEの国別比較について述べましたがその続きです。

 TOFLEなど気にしない というのが良いと思います。
抜本的に意識を変えるべき。ある意味で日本人は英語ができるのだ、ということ。

 英文解釈に関して言えば、日本人は非常に英語ができるのではないかな。

 それを述べて行きます。



さてさて・・・TOFLEもTOEICも、見た所、あまりにも問題に品格がないような気がします。

品格なんて関係ないだろう。英語の力を計れればそれで良いだろう、と言う直裁なアメリカ的な発想に満ちています。
それはそれで参考になることもあるのだが、あくまでも、日本人の英語の勉強 ということを考えるべき。

これは、国粋的発想ではなく、実用的な発想としてです。

外国語にアプローチする方法は、国により、民族により異なると思います。そこには、今までの歴史的な異文化、外国語との接触の歴史が凝集されるものと考えます。
それで、各国、各民族で異なるやり方がある。一律にTOFLEみたいなもので、国別比較しても意味がありません。
ということを言いたかったのです。

明治開国以来、日本の語学のアプローチは、外国の、敵(欧米列強は日本を植民地にしたかった)の文物で良いものはどしどし取り入れよ。そのためには外国の書物が読めなくてはいけない。こちらの考えを述べる必要はない。故に喋ったりする必要等毛頭ない。とにかく外国語を解読せよ、と言う、国家危急の目的があった。

詰まる所、英語とは英文解釈のこと。

 思えば、我が国は歴史的に、中国の文献の日本語訳というか、返り点とルビをふる事が我が国の外国語との接し方であった。それが外国語の勉強であった。正確に解釈し、行間までも穴があく程読み、理解する事。そして我が国の発展に役立たせる事。

 律令制度も貨幣制度も兵法もそのようにして入って来た。

その思想は、明治以後も東京大学を頂点とする受験体制の中、立派に機能していたと思います。

 その中核にいくつか英文解釈の参考書がありますが、その中のロングセラーの一つが新々英文解釈研究。

しかし、1990年中盤に、会話重視(ゆとり教育)という文部科学省の方針転換で、大きく変わりました。その結果、新々英文解釈研究も廃版。

出現したのが、英文法を勉強するから英語ができなくなる、という不思議な考え方です。 

 文法は悪者となり、英文解釈は精密さを欠き、信じられないことに、筆記体を書けない、読めない、理解できない若者が量産されております。
その事態を自分なりに憂いて、諺の暗記 を始めました。
というのが正直なところです。





追加****


 TPFLEは英語の力を計るものとしての有用性を私は認めています。また、それは世間で広く認められている。
高得点を取った人はすごいな、と素直に思っています。

以前、私も参加しているメーリングリストのメンバーで、TOFLE か TOEICで900点を取った人が居る。すごいな、と素朴に思います。脱帽ものです。

私が言いたいのは、TOFLEの点数の国際比較とか、大学入試でTOFLEを必須にする、というのは、馬鹿な意見。TOFLEは、あくまでも個人でやるもの。

個人で英語の勉強の目標にするとか、留学に有利になるかもしれない、ということでやるものだ、ということ。国家規模でものを言うのはナンセンス。

 警戒すべきは、変に信奉しすぎるあまり、国家規模で何かやろうとする政治家とその周りに巣食う勢力です。

 1)TOEICは、実は日本、韓国、台湾くらいでしか実施されていないと言う現実。

 2)TOFLEはあくまでも留学生の英語の指標を計るためのもので、その用途は狭い。故に受験者が減っていると言う現実。(参照 下記)

 3)受験料がベラボーに高い。英検なら4000円か5000円なのに、TOEIC, TOFLEは2万円である。なんでこんなに高いのか、疑問を感じるのが自然。
 それを国家規模でやろうと政治家が言い出したら、何か裏でキックバックがあると考えるのが自然。そのような考えがなく純粋にそのように考え活動していても、キックバックを渡そうとする人がその政治家に群がって来る。
 

TOEIC, TOFLEの国際競争を比較してああこう言う人は、一人当たりの米の消費量が多い国が偉い、とか、一人当たりの鶏肉の消費量が多い国が偉い、とか言うのと同じようなものと思います。


秋の豆 芸術の森美術館のレストランで



参考




 自民党の教育再生実行本部が2013年4月4日にまとめた提言で、大学の受験資格や卒業要件に民間の英語能力テスト「TOEFL」(トーフル)で一定以上の成績を収めることを柱に掲げた。8日に提言を安倍晋三首相に提出し、夏の参院選公約にも一部盛り込むという。
   日本ではこれまで、英語の実力をはかるテストといえばTOEIC(トーイック)や英検が広く知られてきた。こうしたテストとTOEFLとはどこがどう違うのか、専門家に話を聞いた。

「TOEICが通用するのは日韓と台湾くらい」

   TOEFLは1964年、英語を母語としない人を主な対象に、英語コミュニケーション能力を測るテストとして、TOEICの母体でもあるアメリカの教育団体、ETSにより開発された。大学のキャンパスや教室といった実生活で必要な、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に測定する。満点は120点で、TOEIC同様、スコアがそのまま実力を示す数値となる。日本国内での受験料は225ドル(約2万2000円)で、日本の平均スコアは70点。


   TOEICや英検との目立った違いは、その用途だ。日米会話学院(東京・四谷)によると、TOEICは日本の企業などで、英語力をはかるものさしとして昇進や採用などの基準に利用されることが多く、英検は主に中等教育の一環として使われている。一方のTOEFLは平たく言えば、「アメリカの大学に留学したい人の英語力を測るためのテスト」だという。

   そのためTOEFLの受験者は、世界的にはTOEICよりずっと多い。実施国数を見ても、TOEFLは180か国で、TOEICは120かと差がある。しかも、「TOEICの実施国のほとんどは便宜的にやっているだけではないでしょうか。実際の受験者は日本と韓国に、加えても台湾がほとんどでしょう。世界的な通用度はTOEFLのほうが圧倒的に上です」(日米会話学院)。
 アメリカ以外に、イギリスやシンガポールの大学院でも、募集要項にTOEFLのスコア基準が書かれているが、TOEICはない。TOEICはほとんど日本国内で働く時にだけ、有効というわけだ。

   ただ、TOEFLの日本の受験者数は、海外の大学院や大学への進学に特化した性質から、内向き志向とあいまって減少しているという。日米会話学院でもTOEIC対策の受講者のほうが多いそうだ。

TOEIC800点と英検準1級どっちが上?

   難易度にも大きな差がある。TOEFLでは、アメリカの大学の1年生が使う教科書レベルの文章が、文理問わず幅広い分野から出題される。そのため、読み聴きした英語をその場で速く正確に理解し、受け答えする力が必要になる。基礎的な力をはかるという面が強く、受験対策が取りにくいので、「英語力を測る精度はかなり高い」という。
「東大生のように、英語の受験勉強をきちんとやった人たちでも、TOEFLに向けてはまったく別の準備をかなりやらないと、ある程度のスコアを取るのは無理です」
   一方のTOEICは、一般にはリスニングとリーディングの点数しか評価されない。また、ビジネスシーンでの日常会話が出題のベースとなっているため、断片的な情報から経験や推測をもとに正解を選べてしまう。対策も比較的容易だという。担当者は「(こうした『受験勉強』で)高得点をとった人も、いざ海外に行くとなると、うちに来て勉強するんです」と笑う。


   英検については、前述の2つとかなり形式が異なるため、一概には比較できない。ただ、文法や単語と言った基礎的な力がきちんと押さえられているため、日本人の英語力を測る尺度として「馬鹿にできない」。担当者は、あくまで個人的にはと前置きした上で、「TOEIC800点と英検準1級だったら、英検準1級の方が、力があると評価しますね」と話していた。 (2013年4月 配信)



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2013年10月13日日曜日

TOFLEの国別比較がそんなに有り難いものかね?


TOFLEの国別比較がそんなに有り難いものかね?


 報道によると、日本人は英語があまりできないらしい。

 何に基づいているかと言うと、TOFLEの点数の国別の比較だと言う。アジアでは最下位か下の前(げのまえ)だという。
 なんかそのような話を聞くと、自分の英語の出来ないのを指摘された様な気分になり「やっぱりか」と思う人が多いのではないかな。私もそうだ。

 しかし、ちょっと考えてみようではないか。もっと冷静に考えてみようではないか。

 日本人は世界で一番勤勉な民族なのである。勉強だって沢山やっている。幸い、ここ60年ほど、戦争も内戦もなく、おちついて子供達に勉強させられる環境であった。英語にも殊の外、力を注いでいるではないか。

 それでできない訳がないではないか。

 TOFLEが各人の英語の能力を測る有用な物差しになるということは、私は否定はしない。しかし、これはあくまでもアメリカやイギリスに留学するときのための英語力の指標として用いられるものである。試験をざっと見てみると、英語を英語で考える能力を見る試験である。故に国別の比較も出来るのであるが。

 しかし、冷静に考えてみようではないか。日本人にとって必要な英語力は、あくまでも、日本語と英語の置き換えである。英語を日本語に変換して理解し、日本語で考えたものを英語に変換して話したり書いたりしているのだ。
 日本人だけではない。英語以外の言語を母国語にしている人はみなこのような思考経路で英語を理解している。

 「それではいけない。英語を英語で理解しなくてはいけない」と言う人が時々いるが、そのようなことは誰もやっていない。ただ、変換がものすごく早くなると、そのように感じる場合もあるし、そのくらいになるまで鍛えたいものだ。

 さて、TOFLEの国別比較について考えよう。いろいろな国がある。英語が公用語の国もある。インド、シンガポール、フィリピンなどがそうだ。そのような国とTOFLEの点数を競ったってしょうがないではないか。
 あと、大学教育は英語でやっている国も多い。これは、別に大学で英語力を鍛えるためにやっているのではない。悲しい事に、大学教育レベルの話になると、母国語では不便を感じる国々である。このような国では、母国語への訳本がないのでテキストも英語のものを使い、勢い、講義も英語となる。

 そのような国の人と、TOFLEで英語力を競うことにあまり意味はないような気もする。勢い、大学の講義を全部英語でせよ、と言う意見も聞こえてくるが、これもナンセンスである。大学で学ぶのは、新しい進んだことを学ぶ事が目的に勉強をし、それを教える訳であり、英語を教える所ではないのである。


 たとえば、医学部は、能力の高い医師を養成するのが目的である。英語の出来る人を作るのがも目的ではない。現代医療をとことん勉強してもらって、進んだ技術で病気を治してもらいたいというのが国民の医学部に対する願いと期待である。英語の上手な医師など誰も期待してはいない。

 また、母国語が英語を学ぶのに有利なもの、不利なもの、の差異はある。例えば、中国語は英語と文法の構造が似ていると言われている。よく言われる事であるが、中国語も英語も「主語 動詞 目的語」という順序で構成されている。日本語では「主語 目的語 動詞」である。このような、有利不利はある。

 そのように考えて行くと、TOFLEの点数の国別の比較等どのような意味のあることなのか、と思えるだろう。したがって、このようなデータをもとにして、日本人は英語ができない、と言うのは大間違いなのであるように思う。


TOEFLスコアのアジア国別ランキング【2010年】


http://english-columns.weblio.jp/?p=195
日本は27位(2010年度)



【関連記事】



自民党の教育再生実行本部が2013年4月4日にまとめた提言で、大学の受験資格や卒業要件に民間の英語能力テスト「TOEFL」(トーフル)で一定以上の成績を収めることを柱に掲げた。8日に提言を安倍晋三首相に提出し、夏の参院選公約にも一部盛り込むという。

   日本ではこれまで、英語の実力をはかるテストといえばTOEIC(トーイック)や英検が広く知られてきた。こうしたテストとTOEFLとはどこがどう違うのか、専門家に話を聞いた。

「TOEICが通用するのは日韓と台湾くらい」

   TOEFLは1964年、英語を母語としない人を主な対象に、英語コミュニケーション能力を測るテストとして、TOEICの母体でもあるアメリカの教育団体、ETSにより開発された。大学のキャンパスや教室といった実生活で必要な、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に測定する。満点は120点で、TOEIC同様、スコアがそのまま実力を示す数値となる。日本国内での受験料は225ドル(約2万2000円)で、日本の平均スコアは70点。
   TOEICや英検との目立った違いは、その用途だ。日米会話学院(東京・四谷)によると、TOEICは日本の企業などで、英語力をはかるものさしとして昇進や採用などの基準に利用されることが多く、英検は主に中等教育の一環として使われている。一方のTOEFLは平たく言えば、「アメリカの大学に留学したい人の英語力を測るためのテスト」だという。
   そのためTOEFLの受験者は、世界的にはTOEICよりずっと多い。実施国数を見ても、TOEFLは180か国で、TOEICは120かと差がある。しかも、「TOEICの実施国のほとんどは便宜的にやっているだけではないでしょうか。実際の受験者は日本と韓国に、加えても台湾がほとんどでしょう。世界的な通用度はTOEFLのほうが圧倒的に上です」(日米会話学院)。アメリカ以外に、イギリスやシンガポールの大学院でも、募集要項にTOEFLのスコア基準が書かれているが、TOEICはない。TOEICはほとんど日本国内で働く時にだけ、有効というわけだ。
   ただ、TOEFLの日本の受験者数は、海外の大学院や大学への進学に特化した性質から、内向き志向とあいまって減少しているという。日米会話学院でもTOEIC対策の受講者のほうが多いそうだ。

TOEIC800点と英検準1級どっちが上?

   難易度にも大きな差がある。TOEFLでは、アメリカの大学の1年生が使う教科書レベルの文章が、文理問わず幅広い分野から出題される。そのため、読み聴きした英語をその場で速く正確に理解し、受け答えする力が必要になる。基礎的な力をはかるという面が強く、受験対策が取りにくいので、「英語力を測る精度はかなり高い」という。
「東大生のように、英語の受験勉強をきちんとやった人たちでも、TOEFLに向けてはまったく別の準備をかなりやらないと、ある程度のスコアを取るのは無理です」
   一方のTOEICは、一般にはリスニングとリーディングの点数しか評価されない。また、ビジネスシーンでの日常会話が出題のベースとなっているため、断片的な情報から経験や推測をもとに正解を選べてしまう。対策も比較的容易だという。担当者は「(こうした『受験勉強』で)高得点をとった人も、いざ海外に行くとなると、うちに来て勉強するんです」と笑う。


   英検については、前述の2つとかなり形式が異なるため、一概には比較できない。ただ、文法や単語と言った基礎的な力がきちんと押さえられているため、日本人の英語力を測る尺度として「馬鹿にできない」。担当者は、あくまで個人的にはと前置きした上で、「TOEIC800点と英検準1級だったら、英検準1級の方が、力があると評価しますね」と話していた。 (2013年4月 配信)



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2013年10月12日土曜日

TOEIC, TOFLEがそんなに良いものか?

TOEIC, TOFLEがそんなに良いものか?

コーヒー


 英語の検定試験というものが世の中にはいくつかあり、TOEICやTOFLEもその中のひとつ。TOEICはビジネスマンのための英語の検定で、TOFLEは留学生のためのもの。

 英検は日本で作られた英語の検定であるが、一方で、TOEICやTOFLEはアメリカで作られたもの。故に検定の試験問題中に一切     日本語は出てこない。

 ここで我々の頭の中に湧いてくる疑問点は、我々に馴染みのある英検とTOEICやTOFLEのどちらが良いのか、どちらが勉強のし甲斐のあるのか、と言うことである。

 このような問いかけには、TOEICやTOFLEは皆、英語で書いてあるし、アメリカ産のものなので、「本場モン」なので、やっぱりTOEICやTOFLE、だと宣う(のたまう)人が多い。

 この件について言えば、どちらも同じ、というのが結論である。TOEICやTOFLEも英検も長い間、人々に支持され続いている訳ですから、それなりのものである。英検でもTOEICやTOFLEでも英語の出来る人は高い点数を取る。英語能力とこれらの検定は相関が認められる。

 また、実際に、英検の級とTOEICやTOFLEの点数の間にも相関があり、英検○○級だと、TOEICやTOFLEでは○○点程度、というものもすでに公開されている。

 次に語らなければならないのは、どのようなご利益があるのか、ということである。
 
 英検は国内での入学試験、就職試験でそれなりの級をもっていると有利になることがある。大学入試で、推薦を得られたりすることもある。

 TOEICはよく分からないがTOFLEは留学生の英語の理科度の指標として用いられている。受け入れるアメリカ側の学校関係者からしてみると、その留学生がどのくらい英語ができるのかは、ぜひ知っておきたいところである。
 留学生の受け入れ条件にも、TOFLE ○○点以上 とあるものも多い。このようにTOFLEでの点数が留学条件に指定されているところはTOFLEが必須となろう。

 逆に言えば、そのような留学をあえて考えていないのなら、TOFLEはあまりご利益がない。ちょっと前に、日本の大学の試験で、TOFLEを必須にしようと突然言い出した国会議員がおられたが、このようなことを考えると、私に言わせれば、馬鹿の極みである。

 まあ、一般的に、この記事を読んでいる方は、自分の英語の勉強の目標として何か、このような検定はどうか、と考えておられると思う。

 その点から行くと、どちらでもよろしいかと思う。

 ただ、この手の勉強の欠点は、まとまった時間が必要だ、ということ。机に座って、辞書や参考書、そして、問題集を広げて勉強するまとまった時間が必要であると言うこと。自分の本来持っている英語力で取れる点数なり級なりは、サッと取れるだろうが、それ以上のものを望むならば、まとまった時間をかけて勉強しなくてはいけない。

 それは当たり前なのだが、学生ならいざ知らず働いていて、そのような時間が取れるのか、ということ。これが最大の問題であろうな。(平成25年10月12日)

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2013年10月11日金曜日

分かりやすい目次を作ってみた

こんばんは

 新々英文解釈をザッと整理してみた。

 このような文法事項を整理しつつ、これらに該当する諺を拾って行きたいと思う。

 すると、諺を覚えるとともに、文法事項も整理出来るように思ったからである。

 しかし、ブログは一応出来たが、目次が非常に分かりにくい。

 ブログと言うのも便利だが、どこに何が書いてあるのかが分からなくなるのが、大きな欠点であるな。まあ、これがブログの限界であろう。もっとも、最近、出て来たフェースブックなどは、目次自体がないものであるが。

 自分は自分なりに流行に流されずにやって行きたい。

 故にホームページで、分かりやすい目次を作ってみた。

 自分の頭の中も更にまとまってきた。

 (平成25年10月10日 木)

見やすい目次はこちら
 http://proverb1111.web.fc2.com/Menu.html

従来のブログに付属した目次はこちら(これも自分でこしらえたのだが)
 http://proverb1111.blogspot.jp/2013/09/blog-post.html

2013年10月6日日曜日

112. 甲の損は乙の得

112. 甲の損は乙の得